Jigahouboku offentlig
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忘れられた存在誰にも思い出されることもなくやがて時の砂に埋もれてしまう声も姿もどこにも記録の見つからないそもそも存在していないかのように休むことなくやるべきことを続ける誰のためでもなくただひたすらに続けるたったひとりの世界の真ん中で
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できないことができる自分ができないことを自分以外の誰もができているその違いがどこにあるのかわからない正しい言葉を選んでふさわしい表情をする窓のない部屋の中で方向感覚が無くなってゆく時折ぼんやりとあかりの灯る向かおうとすると消えてしまう
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明日が来るとは限らない当たり前ではない気付きにくくなっているまた明日が来るとは限らないあれが最後の機会だとわかっていたならできたはずのことが後から浮かんでくる悔やんでも悔やみきれない今できることやるべきことを確実に行う来ないかもしれない明日が来る前に
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時間の重み悔いが残らないくらい十分にやるべきことをやり遂げたと言える訳もない時間の重み探し物は見つからないままやがてそのことさえも思い出せなくなってしまう画面越しの世界から離れて直接この手で触れられるところへ時間の重みに押しつぶされてしまう前に
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見えない環境変化着地できないまま溜め込んでしまう数字に置き換えるべきではないものを違和感を抱えたまま並べ替えようとしても入れ替わり与えて与えられて際限なく膨らみ続ける誰にとってもいい未来ではないそこまでわかっていても止められない
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無知の欲望自分のものではないことに気付かないまま思い通りにならないことに苛立って自ら苦しみを抱え込んでしまう実体のない流れの中で永遠の存在を疑わず目に見えるもの自分のものではないものにそれが自分のものであるかのように執着する知ることで欲望は居なくなる身軽になって歩き出せる
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汚い存在自分のことが今頃になってようやく分かるようになる思っていた思い込んでいたことが現実とはまるで違っているにわかに信じがたく今さら遅過ぎる後悔とか空回りへと変わる記憶あわてて汚れを落とそうとしても却って広がるばかりで汚い存在は拡大し続ける
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新しい人とのはじまり慣れない間の不安と興味深さ気付かれないように観察する言葉と振る舞いから手掛かりを得ようとする無防備な状態で近づいてしまって消せない傷を負わされてからようやく気付く知らない言葉をいくつも投げかけられどのようにみられ思われているのか分かち合えるはずもない
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居場所がなくなった居場所をなくしてしまったもうここにはいられないよと告げられ名前の半分が失われてしまったかつてはわずらわしく思えていた失ってから気付く拠り所の支え自分が何者なのかわからなくなってしまうような暗闇の中で道に迷い見失ってしまう求めることは間違いではないうずくまった影になって外に出ることさえ出来なくなる
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合わない靴を無理して履いている代わりを探そうという選択肢もなく裸足のままでいるわけにもいかず合わない靴をそのまま履き続けるそういうものだと思い込んで疑う余地もなくそのまま履き続ける助言してくれる人たちにもかつての裏側の記憶が邪魔になって素直に受け取められない
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追い詰める逃げ場のないところまで鏡に向かって悪態をつくぎりぎりのところまで追い詰めてみる追い詰める追い詰める急に人が変わったようにむき出しに晒し始めるようやく始まりの時が訪れる待ちわびていたその時に震えが止まらなくなって追い詰める追い詰められる
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こわいところ見え隠れするこわいところ隠しきれない知らないままでいられたらこんな気持ちにはならなかった信じられないという何かの間違いではないかこわいところあり得ないという今さら作り笑顔でこわくないよと言われても閉ざされたまま二度と開かれることはない本能的に拒絶するどうにかできるものでもない
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差すべき傘の見当たらないあらかじめ用意しておいたはずの突然降りかかるいくつもの透明な針によってもたらされる痛みを和らげてくれる自分だけが許されたつもりが決してそうではなく機会を奪われてしまう間違いなくそこに存在していたはずの差すべき傘のどこにも見当たらない
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走るべき時もしそれが今ではないのならその時はいつ訪れる決して多くはない転機をようやく迎えてもぎりぎりのところで間に合わないだめな時がまた繰り返される嫌な夢でも見たかのように真っ青な顔をして走るべき時を再び見失ってしまう残された時間と維持することの難しさ
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地下空間の主人間違ってはいないと信じて疑わなかった予想可能な反応に慣れきってしまいそこから先が見えない状態時を重ねるたび遠ざかってゆく自分達よりも随分前に既に地下空間の主人は存在していたその人がいま目の前で静かにこっちを見ている
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残し続けるいなくなった後にも見えない負担をかけて誰かが入り得る余地を明け渡さずに圧迫し続けるそこまでして必要と言えるものなどあり得ないものにしがみついて息絶え絶えでも傲慢に存在を主張する自分のいない未来に関わろうとする残し続けようとする
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火の粉を撒き散らしながらまっすぐこちらに向かってくる避けられそうにない距離に置かれて思わず振り払おうとすると足元が揺らいで倒れ込んでしまう仰向けの状態になって身動きひとつ取れない状態舞い上がる火の粉の密度が濃くなって真上から落ちてくる
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躱し方のうまくなる方法その場から離れようとして見過ごせないような言葉を背中から浴びせられる思考停止で条件反射の発動不毛な時間の始まりこれまでの時間を台無しにしてしまうそうなってしまわないように表向きは無理矢理にでも取り繕ってしまえば心の中では何をしても何を考えても自由
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