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「この契約のことばを聞け。」(エレミヤ11章2節)

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今回は、エレミヤ書から7回目のメッセージです。前回は、「誇る者は、ただこれを誇れ。悟りを得て、私を知っていることを。」(エレミヤ9章24節)とのテーマで語りました。9章では、涙を流しているエレミヤの姿が描かれています。エルサレムは滅ぼされるという神の裁きを語らざるを得ないエレミヤにとっては、それは大きな悲しみであったからです。しかし、このバビロン捕囚こそ、ユダの民は何が自分たちのアイデンティティで、また信頼すべきものなのか問い直す絶好の機会となるのです。神を信じ続ける者には、マイナスをプラスにしてくださる神の力が働かれるからです。23節から、主はこう仰せられる。「知恵ある者は自分の知恵を誇るな。つわものは自分の強さを誇るな。富む者は自分の富を誇るな。」と書かれています。富も自分の強さも、また自分の知恵も一時的なものでしかありません。4節に、「誇る者は、ただ、これを誇れ。悟りを得て、わたしを知っていることを。」と書かれています。どのような環境でもその環境を変えることができる神がおられるのです。その神を信じて生きる人生は幸いな人生です。神を知り、神と共に生きる人生は、本当に幸いな人生であると私は信じます。今日は11章2節の「この契約のことばを聞け。」との言葉を取り上げます。これはエレミヤ書11章のカギとなる言葉です。
11章2節に、「この契約のことばを聞け。これをユダの人とエルサレムの住民に語って、彼らに言え。イスラエルの神、主は、こう仰せられる。この契約の言葉を聞かない者はのろわれよ。」とあります。イスラエルの民はかつてエジプトでの奴隷状態から解放された時に、神との契約を結んだのです。これは出エジプト19章の5と6節に書かれています。彼らは祭司の王国、聖なる民となる契約を神と結んだのです。そしてモーセの十戒が与えられ、礼拝の仕方が教えられ、祭司が立てられ、神と生きる特別な民として歩み始めたのです。契約を守れば祝福される。もし契約を守らず、神から離れたならば呪われる。そのような約束を神と結んだのです。祝福と呪いの約束は申命記27章15-26節に詳しく書かれています。ぜひ目を通してください。
4節には、「これは、わたしがあなたがたの先祖をエジプトの国、鉄の炉から連れ出した日に、私の声に聞き従い、すべてわたしがあなたがたに命ずるように、それを行なえ。そうすれば、あなたがたはわたしの民となり、わたしはあなたがたの神となる。と言って、彼らに命じたものだ。」と書かれています。
7節には、「わたしはあなたがたの先祖をエジプトの国から導き出した日に、彼らをはっきり戒め、また今日まで、わたしの声を聞けと言って、しきりに戒めてきた。」とあります。8節には、「しかし彼らは聞かず、耳を傾けず、おのおの悪いかたくなな心のままに歩んだ。そこで、わたしはこの契約のことばをみな、彼らに実現させた。」とあります。イスラエルの民は神との契約を破ったのです。そのことを9、10節では、「ついで、主は私に仰せられた。ユダの人、エルサレムの住民の間に、謀反がある。彼らは、わたしのことばを聞こうとしなかった彼らの先祖たちの咎をくり返し、彼ら自身も、ほかの神々に従って、これに仕えた。イスラエルの家とユダの家は、わたしが彼らの先祖たちと結んだわたしの契約を破った。」とあります。11節には、それゆえ、主はこう仰せられる。「見よ。わたしは彼らにわざわいをくだす。彼らはそれからのがれることができない。彼らはわたしに叫ぶだろうが、わたしは彼らに聞かない。」と書かれています。
16節には、「主はかつてあなたの名を、良い味を実らせる美しい緑のオリーブの木と呼ばれたが、大きな騒ぎの声が起こると、主はこれに火をつけ、その枝を焼かれる。」とあります。神はイスラエルの民を愛されたのです。彼らは良い味を実らせる美しい緑のオリーブの木と呼ばれたのです。ところが今はそれらもバビロンによって征服され、街が焼かれてしまうそのような姿が預言されています。17節には、「あなたを植えた万軍の主が、あなたにわざわいを言い渡す。これはイスラエルの家とユダの家が、悪を行い悪に、バアルいけにえをささげて、わたしの怒りを引き起こしたからである。」と書かれています。契約を守るならば彼らは良い実を実らせる美しい緑のオリーブの木と呼ばれたのです。モーセの十戒は本当に美しい神の命令であると私は思っています。全てを作られた神、創造主なる神以外に私たちの神は存在しないのです。この神を愛すること。そして神が創造された人間を隣人として愛していく。そのような内容の戒めです。私たちは隣人を愛するので、両親を敬うのです。盗みや殺しをしないのです。人を騙したり裏切ったりしないのです。人のものを欲しがったり、ねたんだりしない。そのような国民となるときに、当然そこに神の祝福が注がれていくのです。ところが今の世界を見てください。偽の情報で社会が混乱し、戦争が起こり、憎しみや争いが世界を覆っています。クリスチャンは、イエス・キリストによる新しい契約を受け入れた者たちです。キリストの十字架を信じ、罪の赦しをいただき、神が私たちを愛されたように隣人を愛していこうと決断をし、そのように行いたいと願うものです。それは聖霊の助けによって実現します。エレミヤの14章23節には、「主よ。私は知っています。人間の道は、その人によるのでなく、歩くことも、その歩みを確かにすることも、人によるものではないことを。」と書かれています。人間の道は神の助けによって確かにされていくものです。
20節には、「しかし、正しいさばきをし、思いと心をためされる万軍の主よ。あなたが彼らに復讐するのを私は見ることでしょう。私が、あなたに私の訴えを打ち明けたからです。」と書かれています。これはエレミヤの出身地であるアナトテの人たちによって、エレミヤが捉えられて預言者としての活動ができないようにしようと彼らが企んだ策略があることに気づいたエレミヤの言葉です。南ユダが滅ぼされる、そのように預言しているエレミヤを許すことができなかったようです。神はそのような住民の心をエレミヤに教えておられたようです。しかしエレミヤははっきりと宣言します。神が彼らに復讐するの私は見ることでしょう。すでに私たちは学んできました。神は正しい裁きはいつかなされる方です。契約を破ったもの、また、悪事を企むものはそれゆえに裁かれるのです。今の世界の現状を見ても、同じことが言えるのではと私は信じます。神に正しい裁きをこの地上にもたらしてくださるように、あきらめずに祈りを共に捧げてまいりましょう。
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11章2節に、「この契約のことばを聞け。これをユダの人とエルサレムの住民に語って、彼らに言え。イスラエルの神、主は、こう仰せられる。この契約の言葉を聞かない者はのろわれよ。」とあります。イスラエルの民はかつてエジプトでの奴隷状態から解放された時に、神との契約を結んだのです。これは出エジプト19章の5と6節に書かれています。彼らは祭司の王国、聖なる民となる契約を神と結んだのです。そしてモーセの十戒が与えられ、礼拝の仕方が教えられ、祭司が立てられ、神と生きる特別な民として歩み始めたのです。契約を守れば祝福される。もし契約を守らず、神から離れたならば呪われる。そのような約束を神と結んだのです。祝福と呪いの約束は申命記27章15-26節に詳しく書かれています。ぜひ目を通してください。
4節には、「これは、わたしがあなたがたの先祖をエジプトの国、鉄の炉から連れ出した日に、私の声に聞き従い、すべてわたしがあなたがたに命ずるように、それを行なえ。そうすれば、あなたがたはわたしの民となり、わたしはあなたがたの神となる。と言って、彼らに命じたものだ。」と書かれています。
7節には、「わたしはあなたがたの先祖をエジプトの国から導き出した日に、彼らをはっきり戒め、また今日まで、わたしの声を聞けと言って、しきりに戒めてきた。」とあります。8節には、「しかし彼らは聞かず、耳を傾けず、おのおの悪いかたくなな心のままに歩んだ。そこで、わたしはこの契約のことばをみな、彼らに実現させた。」とあります。イスラエルの民は神との契約を破ったのです。そのことを9、10節では、「ついで、主は私に仰せられた。ユダの人、エルサレムの住民の間に、謀反がある。彼らは、わたしのことばを聞こうとしなかった彼らの先祖たちの咎をくり返し、彼ら自身も、ほかの神々に従って、これに仕えた。イスラエルの家とユダの家は、わたしが彼らの先祖たちと結んだわたしの契約を破った。」とあります。11節には、それゆえ、主はこう仰せられる。「見よ。わたしは彼らにわざわいをくだす。彼らはそれからのがれることができない。彼らはわたしに叫ぶだろうが、わたしは彼らに聞かない。」と書かれています。
16節には、「主はかつてあなたの名を、良い味を実らせる美しい緑のオリーブの木と呼ばれたが、大きな騒ぎの声が起こると、主はこれに火をつけ、その枝を焼かれる。」とあります。神はイスラエルの民を愛されたのです。彼らは良い味を実らせる美しい緑のオリーブの木と呼ばれたのです。ところが今はそれらもバビロンによって征服され、街が焼かれてしまうそのような姿が預言されています。17節には、「あなたを植えた万軍の主が、あなたにわざわいを言い渡す。これはイスラエルの家とユダの家が、悪を行い悪に、バアルいけにえをささげて、わたしの怒りを引き起こしたからである。」と書かれています。契約を守るならば彼らは良い実を実らせる美しい緑のオリーブの木と呼ばれたのです。モーセの十戒は本当に美しい神の命令であると私は思っています。全てを作られた神、創造主なる神以外に私たちの神は存在しないのです。この神を愛すること。そして神が創造された人間を隣人として愛していく。そのような内容の戒めです。私たちは隣人を愛するので、両親を敬うのです。盗みや殺しをしないのです。人を騙したり裏切ったりしないのです。人のものを欲しがったり、ねたんだりしない。そのような国民となるときに、当然そこに神の祝福が注がれていくのです。ところが今の世界を見てください。偽の情報で社会が混乱し、戦争が起こり、憎しみや争いが世界を覆っています。クリスチャンは、イエス・キリストによる新しい契約を受け入れた者たちです。キリストの十字架を信じ、罪の赦しをいただき、神が私たちを愛されたように隣人を愛していこうと決断をし、そのように行いたいと願うものです。それは聖霊の助けによって実現します。エレミヤの14章23節には、「主よ。私は知っています。人間の道は、その人によるのでなく、歩くことも、その歩みを確かにすることも、人によるものではないことを。」と書かれています。人間の道は神の助けによって確かにされていくものです。
20節には、「しかし、正しいさばきをし、思いと心をためされる万軍の主よ。あなたが彼らに復讐するのを私は見ることでしょう。私が、あなたに私の訴えを打ち明けたからです。」と書かれています。これはエレミヤの出身地であるアナトテの人たちによって、エレミヤが捉えられて預言者としての活動ができないようにしようと彼らが企んだ策略があることに気づいたエレミヤの言葉です。南ユダが滅ぼされる、そのように預言しているエレミヤを許すことができなかったようです。神はそのような住民の心をエレミヤに教えておられたようです。しかしエレミヤははっきりと宣言します。神が彼らに復讐するの私は見ることでしょう。すでに私たちは学んできました。神は正しい裁きはいつかなされる方です。契約を破ったもの、また、悪事を企むものはそれゆえに裁かれるのです。今の世界の現状を見ても、同じことが言えるのではと私は信じます。神に正しい裁きをこの地上にもたらしてくださるように、あきらめずに祈りを共に捧げてまいりましょう。
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